中国、「春節」連休中の海外ツアーほぼ完売 代金は連休前の2倍
中国国内の各大手旅行会社によると、春節(旧正月、今年は2月10日)連休中の海外ツアーの販売は、今がピークで、各地域向けツアーの多くが既に完売しており、ツアー代金も大幅に上がっている状況という。業界専門家は、「お正月と春節(旧正月、今年は2月10日)連休との狭間に海外旅行に出れば、ツアー代金は最高で5割安くなる」と指摘した。京華時報が伝えた。
衆信旅遊出境旅行公司の張磊・総経理は「春節(旧正月、今年は2月10日)連休を利用した海外ツアーの販売は、全体の7、8割が予約済みだ。『親子で楽しむディズニーランドツアー』や『チャーター便で行くアイランド・リゾート休暇』などは、販売量自体が多いことから、まだ3、4割余裕がある」と語った。携程旅遊事業部の何勇・業務副総経理によると、春節(旧正月、今年は2月10日)連休中の米国各地行きツアーは、ほぼ8割が予約で埋まっているという。
凱撒旅遊(カエサル旅行)の担当者は「予約状況から見て、巳年春節の海外旅行者数は、前年同期比2割以上増加する見込みだ。フライトやホテルなど各種観光資源が不足気味であるため、ツアー価格は最高で4割前後跳ね上がっている」と指摘。台湾観光ツアーは、出発日が今なら4499元(約6万3700円)からあるが、2月になると6899元(約9万7700円)に上がり、最高値は8199元(約11万6千円)。バンコク・パタヤ島7日間ツアーの場合、現在の価格は約6千元(約8万5千円)だが、2月に入ると8千元(約11万3千円)に上がる。「ピークの狭間であるお正月過ぎから春節(旧正月、今年は2月10日)連休までの1カ月間は、格安で海外旅行が楽しめる絶好の時期だ」と同担当者は話す。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月10日