春節連休、有料道路無料化を実施 中国
中国全国の有料道路では、春節(旧正月)連休中、小型乗用車の通行料が無料となることが決まった。無料化が実施される具体的な期間は、2月9日0時から2月15日24時まで。交通運輸部によると、時間的な基準詳細は、一般有料道路では車両が料金所を通過する時刻、高速道路では車両が有料道路の出口を通過する時刻とする。無料となる道路の入り口では、通行カードは発行せず、対象車両は自由に通過できる。北京晨報が伝えた。
有料道路の通行料無料化政策は、2012年の国慶節(建国記念日)連休に初めて実施された。実施当初、通行料無料の小型乗用車も、高速道路の入り口でカードを受け取ることになっていたことが、渋滞の一因となった。当時、交通運輸部は緊急通知を出し、10月4日12時以降、無料化の対象となった小型乗用車(座席数7席以下)には通行カードを発行しない方針に転じた。
交通運輸部(交通運輸省)の通知によると、各地の交通運輸主管部門と有料道路管理部門に対し、2012年国慶節連休中の料金所での混雑緩和に向けた各種措置をベースに、料金徴収管理プロセスをいっそう効率化し、有料道路入り口では通行カードは発行しない。無料化対象車の通行レーンや臨時案内板をより合理的に配備・規範化し、通行料徴収対象車両と無料車両を各レーンにスムーズに誘導し、全車両の秩序ある通行を目指す。
また、交通運輸部は各地に対し、▽交通流量が特に大きく、渋滞や事故が発生しやすい区間にについて、分岐走行に関する方案や突発的状況が発生した時の車両分散方案を事前に制定する▽交通ルールに違反した走行、違法な車道占有、ナンバープレートの表示義務違反など悪質な交通違反行為を徹底的に取り締まる---ことを求めた。
各地の交通運輸主管部門は、監測によって把握した道路状況、道路における気象、交通管制状況、車両分流状況などの道路関連情報について、リアルタイムに関連部門に報告しなければならない。また、インターネット・ラジオ・テレビなど各種メディア、高速道路沿線に設置された情報案内板、携帯電話ショート・メッセージなどさまざまなツールを利用して、それらの情報をリアルタイムに発表し、市民が外出に要する時間やルートを首尾よく手配し、集中渋滞を避けることができるよう誘導する。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年1月15日