張吉竜氏、AFC会長選に不出馬
張吉龍氏 |
アジアサッカー連盟(AFC)の張吉竜・会長代行は2月28日夜、次期会長選挙には立候補しない意向を明らかにした。中国は、中国人がAFC会長に就任する絶好の機会を逃したことになる。新京報が伝えた。
張氏は、AFC前会長のモハメド・ビン・ハマム氏が、汚職事件に絡み国際サッカー連盟(FIFA)から永久活動資格停止処分を受けたため、2年あまりの間ずっと会長代行を務めてきた。AFCは今年5月、新会長の選挙を実施する。立候補の最終締め切り日は今月3日に迫っている。
立候補締め切りを前に、張氏は会長選挙に出馬しないことを決めた。ショートメッセージによる取材に対し、張氏は、立候補しないことは確かであると答えたが、その具体的な理由については、多くを語ろうとはしなかった。
AFCの規定によると、会長選の立候補者は、自国のサッカー連盟から推薦を受けなければならず、連盟が候補者のために申請書を作成・提出する。しかし、中国サッカー協会は全く動こうとはしなかった。このような状況のもと、張氏は立候補しないとの意思表示を行った。
張氏に近いある人は、「張氏は今、北京にいる。春節(旧正月)後、幾度か公務出張があった。彼が会長選に出ないのは、アジアサッカー連盟とアジアサッカーの団結を思ってのことだろう。この2年間、彼は会長代行として尽力してきた。彼の唯一の願いは、アジアサッカーがますます発展することだ」と語った。
また、同関係者は、張氏の会長選不出馬は間違いないと実証した。「新会長が誕生するまで、張氏は引き継ぎの準備を万全に行い、AFC副会長の職務は続けていくだろう」。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年3月1日