中国サッカー協会、八百長関与者を処罰 上海申花の優勝はく奪
【中日対訳】 中国サッカー協会紀律委員会は18日、38件の規律違反案件を発表、八百長に関与したと見られるサッカークラブ12団体および58人に対して罰則が科されることとなった。このうち上海申花と天津泰達に対する罰則が最も重く、それぞれに罰金100万元(約1500万円)と今季勝ち点6ポイント没収が科せられ、2003年シーズン甲A級リーグ(1部リーグ)戦の成績は無効となる。従って、上海申花は、同リーグのチャンピオンタイトルを没収される。また、謝亜竜、南勇、楊一民ら中国サッカー協会の元幹部は、中国サッカー界から永久追放される。人民日報が伝えた。
このほか、甲級リーグ(2部リーグ)の延辺長白虎は、2006年シーズンの試合でわざと負けたとして、勝ち点3ポイント没収と罰金50万元(約750万円)の罰則が科せられた。山東魯能は、「不当な利益を得る目的で関係者に賄賂をおくった」として罰金100万元。長春亜泰・河南建業・江蘇舜天の3クラブも、それぞれ罰金50万元が科せられた。
中国サッカー協会紀律委員会は、「中国サッカー協会紀律準則・処罰弁法」の規定に則り、同委員会全体委員会での審議・採決を通じ、今回の各処罰を決定した。協会側は、「処罰には2つの原則がある。まず、司法機関が認めた事実と法律を尊重すること。次に、事件が発生した背後にある環境と中国サッカー界の発展を見据えた現実にもとづき、総合的に考慮を行うことだ」と表明している。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年2月19日