羊肉偽装事件、大手火鍋専門店は使用を否定=中国
江蘇省無錫市の公安当局などはこのほど、検疫を経ていないキツネやミンクの肉にゼラチンなどを加えて羊肉と偽り、江蘇省や上海市の市場に大量に売っていた業社を摘発。ケンタッキー・フライドチキンを経営する百勝餐飲集団傘下の火鍋専門店「小肥羊(シャオフェイヤン)」にも偽装羊肉が出荷されていたという報道があったことを受け、「小肥羊」は7日、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」の公式アカウントで、「詳しい調査の結果、同業社は当社のサプライヤーではなく、同業者から仕入れをしたという記録も一切ない」と事件との関連を否定した。京華時報が報じた。
メディアの報道によると、上海の工商局や食品安全管理委員会弁公室は、同市のある卸売市場で、製造年月日や成分などの記載がなく、ラベルに「ニュージーランド産羊肉」と書かれた肉を発見した。さらに現場で押収した出荷表などを調べたところ、◆妹、譚火鍋、品尚豆撈、澳門豆撈など有名火鍋(鍋料理)専門店にも偽装羊肉が出荷されていたことが判明したとされている。
小肥羊は同日、「当社のすべての直営店、加盟店で使用している羊肉はいずれも統一して仕入れている。報道には当社も注目しており、詳しい調査を実施した」と無関係を強調した。
一方、前出弁公室も同日、取材に対して、「現在把握している状況から見れば、◆妹や小肥羊が偽造羊肉を使用していたという証拠はない」と指摘している。(編集KN)
*◆はにんべんに泰
「人民網日本語版」2013年5月8日