中国、児童福祉状況が絶えず改善
中国は困難を抱える児童向けの補助金政策が2010年には孤児、2012年にはエイズ家庭の児童を含めるなど対象範囲が徐々に拡大し、児童福祉の状況が絶えず改善されている。5月31日発表された2013年版「中国児童福祉政策報告」で分かった。人民日報海外版が伝えた。
2012年、中央財政は孤児の基本的生活を保障するための補助金として24億3000万元を拠出。61万6000人の孤児が対象となった。また同年から毎年2億元を社会組織サービスの購入に充てており、うち児童を対象とした社会組織サービスが5700万元を占めている。
報告によると、中国では0-18歳の未成年3億人のうち、半数以上が農村に分布している。農村は孤児や難病児童、障害児など困難を抱える児童が多く、福祉サービスのニーズが大きいが、政策、サービス保障、サービス組織、社会支援システムなど福祉システムの整備が遅れているという。
同報告は国際連合児童基金(UNICEF)と北京師範大学中国公益研究院が共同で発表している。(編集YT)
「人民網日本語版」2013年6月1日