中国サッカー協会、ナショナルチーム発展方案を策定
中国サッカー協会各級ナショナルチーム総括・作戦会議が27日に開催され、各級ナショナルチーム建設・発展に向けた実施法案をめぐる話し合いが行われた。方案では、中国サッカーナショナルチームは、今後10年から15年の間に、アジアサッカー界のトップの座に上り詰めるよう尽力する計画が盛り込まれた。新華社が報じた。
方案の全体目標として、「科学的なナショナルチーム体制の形成」が掲げられた。具体的目標は次の通り。
1 全体的な実力を、安定を保ちつつ段階的に引き上げる。ナショナルチームは、今後10年から15年かけて、アジアサッカー界のトップの座に立つことを目指す。ユース・サッカーナショナルチームでは、人材育成を重要目標とし、大会の成績を一歩ずつ高めていく。全体的な実力は、アジア杯とワールドカップの決勝トーナメント進出レベルにまで引き上げる。
2 構造革新をほぼ完成させる。ナショナルチーム委員会の管理体制、ナショナルチームのトレーニング・大会参加システム、チームにおける複合的な保障体制、コーチ陣と選手の選抜基準などを、徐々に確立・完備する。情報の収集・分析、後方支援の保障、ナショナルチームのデータベース構築など各作業を徐々に完成させ、ナショナルチームと各サッカークラブの協力体制を着実に築き上げる。
3 競技・トレーニング方式を基本的に固定化する。ナショナルチームの合宿・大会参加基準や各種規則制度を徐々に形成する。
4 人材蓄積に力を入れる。7段階のナショナルチームの選抜育成システムを徐々に確立し、9大エリア別ユース・サッカーナショナルチームのトレーニングシステムを完成させ、ユース・サッカーナショナルチームの3支部チームの選手移動に関する動的体制を形成する。
5 技術・戦略マップのひな型を作る。中華民族の文化的特徴を陣頭に、サッカー選手の身体的特徴を基盤に、粘り強く諦めない強みを核心としたナショナルチームの統一戦術技法と技術的風格を徐々に築き上げ、技術を持ち味とした全体成長路線を断固として突き進む。
方案では、これらの目標実現のための26項目の具体的措置が打ち出された。具体的措置には、▽チーム委員会組織管理体系の構築 ▽コーチ選抜制度の完備 ▽実践トレーニングを中心とした指導法の確立 ▽ユース・サッカーナショナルチーム組織体制の構築 ▽ユース・サッカーナショナルチーム予備軍の整備、などが含まれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月28日