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大陸部住民の台湾観光解禁から5年 昨年は197万人が訪問 (2)

■大陸部観光客、低迷する台湾経済に潤い
  
 近年、低迷を経験している台湾経済にとって、中国大陸部からの観光客は、台湾の観光業や関連の産業チェーンに、潤いを与える形になっている。観光やビジネス旅行の形で台湾を訪問した中国大陸部の住民はここ5年で、延べ600万人を超えた。中国旅行公会全国聯合会の姚大光・理事長は、「旅行社やホテル、観光バス、レストランなど、台湾観光産業はいずれも急速な発展を遂げている」と指摘する。

 また、大陸部からの観光客は台湾の観光業の最大の成長源となっている。データによると、2013-16年、台湾では、ホテル460軒が新たにオープンする予定で、その投資費用対効果は約70億ドル(約7000兆円)に上ると予想されている。姚理事長は「観光客増加の益を受けているのは、台湾の普通の旅館や台湾名物の面料理『牛肉面』の店など」とし、中国大陸部からの観光客が台湾の関連の産業チェーンの中間層や下層、中小産業を支えていることを指摘した。

 さらに、ここ5年、台湾を訪問する大陸部からの観光客は急増している。観光解禁になってからの始めの2年は、同観光客数は約100万人程度だったが、2012年にはその倍の延べ200万人近くになった。また、2011年の訪問解禁時は、北京、上海、厦門(アモイ)の3都市の住民に限られていたが、今年、それが26都市に拡大された。そして、台湾を訪問する際に必要な手続きも、資産証明の提出がバンクレポートの提出に変わり、審査の時間も大幅に短縮されるなど、少しずつ簡単になっている。

 台湾の観光部門が15日に発表した最新調査の結果によると、同地の昨年1年間の観光收入は117億6900万ドル(約1兆1769万円)と、過去最高を記録した。うち、中国大陸部からの観光客の1人当たりの消費額が最も多く、1日当たり平均157.37ドル(約1万5700円)だった。

 楊主任は「台湾と大陸部、どちらにも長所がある。双方が交流することで、お互いに学び合うことができる。両岸の交流を通して、双方が相手の長所を学び、自分の欠点を改善し、共に進歩していくことを望んでいる。これこそが、両岸交流の最終的な目的」とし、両岸の観光の現在の情況を、「午前中8時か9時の太陽」と描写し、前途が明るいことを強調した。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年7月18日

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