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「ミニ市バス」、一部路線で年内試行へ 北京

 全長8メートルのコンパクトな市バスが8日、ネット上で公開された。ネットユーザによると、これは、将来北京の街を走る「ミニ市バス」という。関係者によると、同車両は年内にも北京市内の一部路線に投入される予定で、試行第一弾として、双井地区に導入される見通しだという。北京日報が伝えた。

○ミニ市バスは「網棚」付き

 ネットユーザがアップロードした写真を見ると、この「ミニ市バス」には、昇降口が2カ所あり、車体は黒・白・グリーンの3色で構成され、運転席の視野は広々としている。車内前方、運転席とフロントガラス端との間には三角形の料金箱が設置され、普通の長方形の料金箱に比べ、スペースが節約されている。前方には、荷物を載せる網棚もある。この網棚について、ある「市バスオタク」は、「スペースの無駄遣いだ!網棚がなければ、数人の乗客が立つ空間ができるのに!」とコメントした。

 写真を見る限り、「ミニ市バス」の座席は、運転席を除いて16席ある。後部ドアの近くには消火器と固定されたゴミ箱が設けられている。

○路線プランは現在計画中

 同バスは年内にも双井地区で試験的に導入される見込みという。関連部門はすでに路線プランの策定に着手したが、彼らの頭を最も悩ませているのは、やはりバス停留所の選定のようだ。

 7日の夕方、双井富力城に近い光華中街では、道路の両側に小型乗用車がぎっしり並んで駐車されていた。二列に駐車している場所もあり、自転車は仕方なく自動車用レーンを走っていた。ある運転手は対向車とすれ違うとき、衝突を避けるために手を伸ばしてサイドミラーをたたみ、慎重に走り去った。

 近くに住む王さん(女性)は、「このあたりでは、駐車スペースを確保するのは一苦労で、とりわけ朝晩のピーク時には、空きスペースは皆無に等しい。地下鉄駅までは20分以上歩かなければならないので、市バスが利用できるようになったら、非常に便利になる」と話した。

 専門家は、「道路にさまざまな制約があるため、『ミニ市バス』は、停留所の選定が極めて難しい。このためには、複数部門が協力して停留所に適した環境を造り出す必要がある。そうして初めて、ミニ市バスの運行が実現し、市民の外出に多くの便宜がもたらされる」との見方を示した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年8月9日

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