韓国人、中秋節は海産物敬遠 放射能事故の影響を懸念
韓国の人々は、中秋節になると、キグチ、サワラ、タチウオなどの魚を祖先にお供えする習慣がある。だが今年は、福島の放射能漏れ事故の影響で、これらの魚が韓国人家庭の食卓に上ることはなさそうだ。
16日付韓国基督教放送公式サイトの報道によると、韓国人は、福島原発から流出した放射能汚染水による影響を心配し、韓国の東海(日本海)で獲れる海産物を敬遠しているという。現在、韓国の市場では、魚類の値段を大幅に下げても、消費者を引き付けることは難しい。ある韓国人の主婦は、「これまでは、中秋節になると、タチウオやサワラを必ず料理していた。でも、今年はその予定はない」と話した。
これに伴い、中秋節の贈答品にも変化が起こっている。従来、韓国人にとって中秋節の贈答品と言えば「海鮮詰め合わせ」が定番だったが、今年はそれに代わって「牛肉詰め合わせ」に最も人気が集まっている。
韓国政府はこのほど、東京電力福島第一原発の放射水汚染水漏れ問題を受け、福島周辺8県からの水産物の輸入を全面禁止する措置を講じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年9月18日