短い結婚歴で子供なしの離婚者急増 女性は婚活難 (2)
▽短い結婚生活での離婚が急増 低年齢化も
武漢市内の多くのお見合いコーナーや結婚相談所、独身者クラブでは、陸さんのように短い結婚歴があるが子供はいないという人が増えている。ある結婚相談所の担当者によると、数年前まではこうした会員は10人に1人いるかいないかだったのが、現在は大体2人くらいに増え、80年代以降の生まれの若者が多くを占めている。
別の結婚相談所では、短い結婚歴はあるが子供はいないという会員のうち、高学歴や高収入の人が占める割合は普通よりも明らかに多く、女性は男性よりもはるかに多いという。またある独身クラブは最近、こうした会員専用のQQチャットグループを作った。同じ問題を抱えている人なら相手のことを理解しやすいという声が上がったためだ。
記者の調べによると、こうした短い結婚生活での離婚の原因としては、思いやり不足や遠距離結婚、キャリアのズレなどが挙げられる。ある結婚コンサルタントは、「結婚しても心は独身という夫婦は少なくない。離婚してすぐ同じ相手と再婚し、また離婚を考えているという若いカップルの相談に応じたこともある」と語る。
▽自分に枠にはめず、勇気をもって再スタートを
「短い結婚歴がある人、特に条件の恵まれた女性は、結婚相手を探すのが確かに難しい状況になっています」。武漢市のある結婚相談所の担当者の分析によると、女性は相手に高い条件を求めることが多いが、これは交友範囲を狭めてしまうだけではなく、自分の心に枠をはめてしまうことにもなる。また離婚して子供のいない男性は、同じ境遇の女性よりも相手を探しやすいとは言え、性格に問題があるなどのレッテルを貼られてしまうことも多い。「伝統的な社会観念がこうした問題の背景となっています」。
婚姻家庭コンサルタントの賈洪武さんによると、短い結婚生活の後の離婚は、長い人生の道のりにおける一度の挫折にすぎず、あまり重く受け止めるべきではない。勇気を持ってその影から抜け出し、自分に合った相手の条件を考え、相手の人となりや二人の相性を重視して新たにスタートする必要がある。(編集MA)
「人民網日本語版」2013年12月6日