低迷叫ぶ声とホットマネーが中国で「競演」 (3)
▽国際機関は中国経済を引き続き好感
口先と腹の中が違い中国の低迷を叫ぶ金融機関を除けば、ほとんどの海外資本は引き続き中国経済を好感する。徐氏によると、資金が大規模に流出するということはなく、海外資本の意見が一致していないことがわかる。一部の資本は中国が低迷しているとみなすが、その他の多くの海外金融機関は引き続き中国経済を好感する。
徐氏は次のように話す。国は第1四半期(1-3月)、第2四半期(4-6月)に資金を投入し、プロジェクトに取りかかった。第3四半期(7-9月)や第4四半期(10-12月)になると効果が現れる見込みだ。経済は4-6月期にやや低迷したものの、7-9月には安定し、10-12月には上昇に転じるとみられる。中国経済は基本的に順調だ。第一に、対外貿易が全体として好調であり、対米貿易額が安定的に増加し、新興経済体、アフリカ、中南米諸国との貿易量も緩やかに増加している。第二に、投資が引き続き経済成長を牽引している。第三に、消費が緩やかに上昇している。
徐氏の指摘によると、中国は現在、構造調整を進め、ミクロ経済の活力を喚起しており、未来の経済の持続的な発展が期待される。中国が低迷しているとする金融機関にはそれぞれの考え方があるが、中国経済の発展にあずかる機会を失えば、将来後悔することになる。
ある専門家は、現在、ホットマネーの流入が減少しているからといって、監督管理を緩めてはならないと注意を促す。また徐氏は、今後の関連部門による流動性の管理では、先見性と柔軟性の強化が必要であるとの見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月26日