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アシアナ事故機、半数が中国人客 中国航空業の力不足露呈 (2)

 業界関係者は、日韓の航空会社が経由便で顧客を獲得している状況について、中国市場には大きな需要があり、地理的にも経由便に適していることがあるが、それ以上に乗り入れ権をめぐる問題が重要と指摘。中国-米国間では乗り入れ権の関係で直行便の数が限られているため、価格が割高になっているという。

 鄒教授は、世界の航空関連データを収集・提供するオフィシャル・エアライン・ガイド(OAG)が公表したデータを取り上げ、韓国の大韓航空、アシアナ航空は中国の20都市余りで毎日70-80便を運航しており、北京、上海、広州の3空港の合計よりも多いと説明した。

 ■業界「中国の航空会社は競争力が不足」

 航空市場の旺盛な需要を背景に、南方航空、国際航空、東方航空、海南航空など中国の航空大手は近年、相次いで国際線の開拓に力を入れている。しかしそれでも中国の消費者からは、国内の航空会社は選択肢が少なく、価格も割高だと不満の声が上がっている。

 鄒教授は、観光サービスや航空輸送サービスをめぐる国際競争で中国の置かれている現状が、今回のアシアナ機事故で浮き彫りとなった、と指摘。ミクロの視点では、航空会社と空港の競争力が不足しており、マクロの視点では、観光サービスや航空輸送サービスの管理に関する政策や仕組みに恐らく不備がある、との見方を示した。

 ある上場航空会社のマーケティング担当者は「根本には隠れた独占がある。優良な国際便を多く就航させたいのは山々だが、資源や承認を獲得するのは容易ではない。上空通過権などの制約を受ける航路もある」と難しさを語る。(編集YT)

 「人民網日本語版」2013年7月10日

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