「中国のおばさん」 チェジュ島への投資移民に意欲的 (2)
北京の某移民機構の関係者は、「住宅購入後にF2居住ビザを申請でき、投資状態を5年以上維持すれば移民できる」と述べた。世界最大の不動産仲介グループであるリーマックスの豪州区総裁のトニー・ウィリアムソン氏は、「中国人はオーストラリアで移民のチャンスを獲得できず、住宅購入の主な目的は投資だ」と説明した。
投資による米国への移住は、米国のEB-5政策に合致しなければならない。つまり投資を行い、利益を獲得し、さらに現地人を雇用する必要がある。中国人が以前押しかけたカナダなどの留学目的先でも、留学による移民の道はほぼ封鎖されている。
しかしチェジュ島のどの住宅を購入しても移民できるわけではなく、政府が定める別荘型の不動産でなければチャンスを得られない。
◆チェジュ島 デベロッパー垂涎の的
住宅購入者が軽はずみに国を飛び出し不動産を購入する一方で、中国国内の多くのデベロッパーもチェジュ島の開拓に向かっている。
深セン市のデベロッパー、光耀集団は2012年、チェジュ島に30億元(約480億円)を投資した。これに続くようにして、緑地集団は9億元(約138億円)の投資により、1500万平方メートルの土地を獲得した。
今年の春節(旧正月、今年は2月10日)期間中、山東省などからの36社のデベロッパーが集団で、韓国政府に土地購入の申請を行った。
韓国国土交通部は、中国人が今年第1四半期に購入した韓国の土地は40万平方メートルに達し、欧州人と米国人が同期に購入した土地面積を大幅に上回り、韓国の土地の最大の購入者になったと発表した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月6日