2013年12月27日  
 

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首都経済圏 いよいよお目見え (3)

 2013年12月27日08:28
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 また政策の相互理解も重要だ。今年5月、河北と北京は「2013-2015年協力枠組合意」に調印し、これには両地域の企業や物流の情報、公共サービスの情報が効果的に連携するとの内容が含まれていた。

 同じ月に天津も河北と経済社会発展の深化に向けた協力枠組合意に調印し、産業の移転、グレードアップ、協力などを推進することにより、両地域の経済社会のバランスの取れた発展をはかり、それぞれの優位点によって補い合い、密接に協力し、相互利益を得ることが目標とされた。

 王博士は次のように話す。よい政策は相互にメリットを共有できるものでなければならない。北京、天津、河北は発展計画を背景である経済圏という大きな市場に組み込む必要があり、自分たちのことばかり考えてはいけない。たとえば河北省は、3地域の中で相対的に後れており、これまでの発展は主に資源の寄せ集めによるもので、技術的な優位性はなかった。ますます深刻化する環境汚染に直面して、重工業のモデル転換に向き合わざるを得なくなったが、鋼材の製造という土台を利用し、従来型の建築鋼材産業を川下の鋼材加工産業に転換させることが可能だ。ハイレベルのサービス業の発展を追求するだけとは限らない。北京と天津は過剰なサービス業を河北に移転することが可能であり、河北は北京、天津と連携して、相手側にはない自身の強みを生かした発展が可能だ。

 前出のアナリストによると、河北が天津、北京と協力合意に調印したが、問題は2市が自分たちを守ろうとする狭いなわばり意識を捨て去り、真に心を開き、相互利益を目指して協力しあい、経済圏全体という大局から出発して、自分たちの位置づけと発展を考えられるかどうかだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年12月27日

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