中国国務院発展研究センター研究員の張立群氏は、「新規受注、受注残、輸出受注の指数がそれぞれ低下し、市場の需要水準の低下を反映している。完成品在庫指数、購買量指数の低下は、企業が未来の市場に対して慎重な態度を持っていることを意味する。工業成長率は今後低下に向かい、輸出成長率も低下する可能性がある。経済成長は依然として低迷の圧力を受けている」と分析した。
◆季節要因の影響
中国交通銀行金融研究センターのマクロ経済アナリストの陳鵠飛氏は、「例年同期のPMIの動向を見ると、昨年12月の製造業PMIの小幅低下は正常な季節的な変動であることが分かる。今年第1四半期の新規受注、新規輸出受注、受注残などのサブ指数は底打ちに達し、反転上昇するだろう」と予想した。
中国国家統計局サービス業調査センターの上級統計士である趙慶河氏も、「昨年12月のPMIの小幅低下は、季節的な要因によるものだ。新規輸出受注指数と輸入指数がいずれも低下したのは、西側諸国の伝統的な休日により需要の一部が事前に消化されたことと、中国の春節が近づくなどの影響によるものだ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月2日