2013年の中国の映画界では、興業収入が伸びる作品ほど批判も多いという不思議な現象が見られた。お正月映画にもその傾向が見られ、封切と同時に興業収入を伸ばしながらも、批判の声もどんどん高まるという作品が多いのだ。人民網が報じた。
今年の中国のお正月映画の傾向として、多くの馴染みの俳優や監督が、過去の路線に戻っているという点を挙げることができる。例えば、成龍(ジャッキー・チェン)は、「ポリス・ストーリー」シリーズ最新作「警察故事2013」で再び警察を演じ、1989年の大ヒット作「ゴッド・ギャンブラー」で知られる、周潤発(チョウ・ユンファ)も、王晶(バリー・ウォン)監督の新作「澳門風雲」で、再び「ゴッド・ギャンブラー」を演じている。また、馮小剛(フォン・シャオガン)監督の新作「私人訂制(パーソナル・テイラー)」では、再び葛優(グォ・ヨウ)が起用されている。これらの作品は大ヒットと言える興業収入を記録しているが、各映画関連の大手サイトの評価はどれも低い。