2013年12月31日  
 

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新疆莎車県でテロ 犯人8人を射殺

 2013年12月31日16:43
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 新疆維吾爾(ウイグル)自治区テロ対策部門の担当者は30日、同日午前6時ごろ、喀什(カシュガル)地区莎車県公安局が9人のテロリストに襲撃されたことを明らかにした。テロリストは爆発物を投げ、パトカーに火を付けたという。公安の警察官が勇敢に立ち向かい、犯人のうち8人を射殺、1人を逮捕した。公安側に死傷者はなかった。現在、事件に関する取り調べが進められている。同担当者は、「これは典型的なテロ事件と言える。まず、テロリストは、実行する時間帯として、警戒心が最も薄れる明け方を選んだ。次に、彼らの攻撃目標は極めて明確で、反テロの最前線にある機関を狙った。3番目に、彼らは刃物類や爆発物を入念に準備した。爆発物は長時間の時間制御が可能なものだった。自治区内外の『三股勢力(宗教的過激派・民族分裂主義者・国際テロ組織)』に扇動され、新疆内のテロ事件は、多発化・活発化の傾向にある。年初来、多くのテロ事件が発生した」と話した。環球時報が伝えた。

 警察側は30日、大まかな調査を経て、今回の事件は、組織的・計画的なテロ事件であると断定した。9人のテロリストは、今年8月からテロ襲撃関係のビデオを収集して何回も視聴し、宗教的な過激思想を宣伝し、テログループを結成した。このグループは、資金を調達し、爆発物を製作して爆発テストを行い、テロに使用しようと企てた。30日午前6時30分ごろ、テログループのメンバーが県公安局に爆発物を投げ、襲撃した。警察側は現場で25個の爆発物と9本の自製の刀類などテロに使用する道具を押収した。事件を処理する間に、公安警察側に死傷者は出なかった。現地の社会秩序は正常に維持された。

 テロ対策に詳しい関係者は、次のような見方を示した。
 
 新疆ウイグル自治区のテロ事件は、例年4月から10月にかけて多発する。だが、今年は冬に入ってもしばしば発生しており、このような情勢について、あらゆる重要機関が注目している。テロ事件の新たな特徴と、自治区外の宗教的過激勢力の動向およびテロ伝播ルートの変化との間には、ある関係性が認められる。数年前までは、過激思想の伝播は、印刷物による方法が主体で、この方法では、伝播のスピードが遅く、範囲が小さく、それほどインパクトは強くなかった。しかし、ここ数年、テロ思想が光ディスクという形で自治区内に流入する傾向が進んだことから、テロ思想が非常に強いインパクトで人々に浸透する危険性が高まった。世界規模でインターネット・通信業が迅速に発展するにつれ、テロ思想の伝播スピードもより速くなり、伝播範囲はさらに拡大し、インパクトも強くなった。世界中のテロ対策機関が、このような問題に直面しており、中国も例外ではない。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年12月31日

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