中国製の大型リムジン「紅旗」、まもなく量産開始
中国の自動車メーカー、第一汽車が自主開発した大型リムジン「紅旗HQE」が、15日から開催中の第7回長春モーターショーに登場、来場者の好奇心を再び満足させた。国営新華社通信のウェブサイト「新華網」が伝えた。
紅旗HQEは、国慶節(建国記念日)60周年の軍事パレードで使用され注目を集めていた。同車が公開されたのは北京モーターショーに次いで2回目。長春モーターショーの初日、開館するやいなや同車を目指して走る来場者の姿が多く見られた。
同車の開発期間は2年近くに及び、1台当たりの生産コストは約400万元(約5100万円)。初回は計17台が生産され、うち7台が国慶節の軍事パレードに使用された。Dクラス高級セダンに位置付けられる同車のボディサイズは全長6メートル以上、車軸4メートル近くと歴代の紅旗シリーズの中で最大となる。また重みを持たせたフロントからリアへと流れるボディラインやお馴染みの「赤旗」のエンブレム、盛り上がったフェンダー、円形のヘッドライト、縦型のフロントグリルなどはいずれも健在。側面はHQEのプロトタイプとほぼ同じで、特に窓とボディラインのデザインが完全に一致しているという。
中国の自動車工業が成長する過程で、紅旗シリーズは重要な役割を果たしてきた。HQEは中国が自主開発した、独自の知的財産権を持つ世界最高水準の高級セダン。まもなく量産を開始するという。(編集YT)
「人民網日本語版」2010年7月19日