香港の銅鑼湾がニューヨークの5番街を破り世界一高いショッピングエリアに
香港を訪れる観光客は年々増加し、現地の賃貸料も押し上げている。不動産サービス会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが14日発表した報告によると、香港の銅鑼湾が、「11年間の覇者」だったニューヨークの5番街を打ち破り、世界で最も店舗の平均賃貸料が高いショッピングエリアとなった。1平方フィート当たり年間2630ドルだ。中国青年網が伝えた。
調査対象となった62カ国・計326カ所のショッピングエリアのうち、147カ所で賃貸料が上昇。下落したのは49カ所のみだった。銅鑼湾の賃貸料は34.9%上昇。1平方フィート当たり年間2630ドルとなり、ニューヨーク5番街の2500ドルを抜いて、世界一高いショッピングエリアとなった。3位はパリのシャンゼリゼ通りで1129ドル、4位は東京の銀座で1057ドルだった。以下、5--10位にはシドニー、ロンドン、チューリヒ、ミラノ、ソウル、ドイツのショッピングエリアが入り、賃貸料は495--952ドルだった。
このほか香港はアジア太平洋地域トップ10に銅鑼湾、中環、尖沙咀が入ったが、中環の賃貸料は1856ドルで、銅鑼湾とは大きな開きがある。残る7カ所は日本が3カ所、オーストラリアと韓国がそれぞれ2カ所を占めた。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのJohn Strachan氏は「今年の調査で注目に値するのは、様々な国際小売業者が進出を図っており店舗を得るのが難しいうえ、既存ブランドも拡充を図っていること、そして土地が限られていることから、香港のprime rentsが21.8%上昇したことだ。経済活動は減速しているが、小売業者は依然として香港を中国内地市場へ参入するための跳躍台と見ている」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年11月18日