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所得格差、労働生産性の向上に取り組むべき=IFF議長 (2)

 成氏は金融改革という話題について、「まずは国際化を実現し、中国金融の国際競争力を高め、人民元資本項目の換金を実現する。次に市場化を実現し(金利市場化、為替相場市場化)、市場主体の参与を増やすことで、民間資本の市場参入を促す。それからシステム化だが、金融の監督管理を強化し、金融イノベーションを推進し、金融の安定化を維持する必要がある」と指摘した。

 成氏はまた、「金融業は自らがサービス業であることを認識し、サービスの態度を変える必要がある。預金者・負債者に対して貸しがあると思ってはならない。金融業の生活は彼らによって成り立っているからだ。このような概念の変化、金融サービスの強化により、市場化を実現することができる」と強調した。

 成氏は、「中国は経済発展方式のモデルチェンジ中で、外需および投資に対する過度の依存から、消費の依存に転換している。しかし消費の依存を実現するためには、国民の所得を増やし、消費能力をつける必要がある。また社会保障システムを改善し、消費に踏み切りやすい環境を整えるべきだ。さらにイノベーションを通じ、より多くの新商品を作り出し、消費の意欲を高めなければならない。分配、国家・企業個人間の分配は合理的に実施するべきだ。国民所得と経済成長が足並みを揃える必要があるが、この国民所得を減らしてはならず、適度に増加しなければならない」と語った。

 成氏は最後に、「中国はGDPの追求から、労働生産性の追求に転換するべきだ」と締めくくった。(編集YF)

 「人民網日本語版」2012年11月19日

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