沈報道官によると、今年の中国の対外貿易が国際市場に占めるシェアは、昨年の10.4%からさらに増加する可能性がある。中国の対外貿易の伸びは世界の貿易の伸びを明らかに上回っており、また主要な貿易主体の伸びを明らかに上回っているからだ。主要な貿易主体をみると、今年1-9月には米国の輸出入額が同4.4%増加し、日本も同2.9%増加したが、1-7月にドイツが同4.9%減少し、フランスは同5%減少し、イタリアも同9.5%減少した。新興市場国では、1-9月にロシアが同3.5%の増加となった。
沈報道官は今年の対外貿易の伸びにみられる問題についてたずねられた際、今はまだ対外貿易が通年でどれくらいの増加ペースを達成できるか判断することは難しいが、あらゆる手を尽くし、引き続き最大限の努力をして、対外貿易の安定的な伸びを維持する方針であり、特に国際貿易市場におけるシェアの拡大に努めたいと述べた。
沈報道官によると、ここ数カ月の間に機械電気製品とハイテク製品の輸出に一連の大きな変化や明るい見通しが出てきたという。
今年に入ってから、機械電気製品の輸出の伸びが対外貿易全体の伸びの平均を常に上回り、一部の製品は急速な伸びを示した。輸入も安定に向かい回復傾向を示した。ハイテク製品の輸出入の伸びが回復しており、対外貿易全体に占める割合が前年同期を上回った。このほか加工貿易も輸出入規模が過去最高を更新した。(編集KS)
「人民網日本語版」2012年11月21日
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