日本自動車大手 中国市場での投資拡大を表明 (2)
◆トヨタ 3年間で20種の新車を発売
トヨタの大西弘致中国本部長は昨日の記者会見で「トヨタは今後、中国大陸部の事業を主導的に推進していく。これまでの『トヨタの中国』から『中国のトヨタ』へと転換を果たし、より中国市場に根ざした現地化変革を実現する」と語り、記者の感情に訴えた。
大西中国本部長は、「当社は今後3年間で、中国市場に20種の新車を投入する。一汽トヨタは2013年下半期に3ボックスカーを1車種、広汽トヨタは2ボックスカーを1車種発売する。また両合弁会社は来年より、合弁会社独自のブランドを打ち出していく」と指摘、「常熟市の無段変速機(CVT)工場もすでに着工しており、2014年の稼働開始を予定している」と述べた。
トヨタは11月5日、2012年のグループ全体の利益予想を、1兆500億円に上方修正した。しかし同社の役員らは、世界販売台数が目標の1000万台をやや下回る可能性があると見ている。