欧州各国、中国人向けビザ緩和 春節連休に備え (2)
オーストラリアは今年11月24日から、「両親用ビザ」の発給を開始した。オーストラリア政府観光局の関係者は「オーストラリア国民および永住権保持者の両親は、有効期間を延長したオーストラリア観光ビザを申請できる(最長で12カ月間滞在可能)」と述べた。オーストラリアは来年、新たな就労ビザ政策を実施し、オーストラリアで学士以上の学位を取得した学生を対象に、最長で4年間の就労ビザを発給する。
専門家は「各国の中国を対象とするビザ緩和は、必然的な流れだ」と指摘した。国内経済の発展、人民元相場の上昇に伴い、中国の海外旅行市場が繁栄を続ける。申請者数の増加に伴い、ビザ政策も緩和に向かう。ビザの事前申請期間について、東南アジアは旅行予定日の10-15営業日前にならなければ申請できないが、オーストラリアは45営業日前、欧州は25-30営業日前、日本は25営業日前、韓国は20営業日前から申請が可能だ。
春節の海外旅行のうち、ショッピングツアー、南の島ツアー、北の雪国ツアーなどの人気が高い。このうち、欧米、オーストラリア、東南アジアが人気を集めている。春節の海外旅行の価格は、通常の1-3割増となる。ビザ申請には一定の期間が必要とされるため、春節の海外旅行を予定している市民は、2カ月前に行き先を確定するべきだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年11月27日