日本企業に「ゴミ」の評価 一番得したのはサムスン
【中日対訳】 日本企業の格付けが相次いで「ゴミ並みのレベル」に引き下げられるなか、最大の受益者となったのは韓国のサムスン電子だ。韓国のソウル証券取引所に上場するサムスンの株価は、このところ過去最高を更新しており、今年の累計上昇幅は約40%だ。今月23日の終値で計算すると、サムスンの時価総額は212兆韓国ウォン(約1950億ドル)に達する。「広州日報」が伝えた。
格付け会社のフィッチ・レーティングスは近く、パナソニックの格付けを「BB」に、ソニーを「BBマイナス」に、それぞれ引き下げるとしている。そうなれば両社の信用格付けは「ゴミレベル」まで落ちることになる。「Bマイナス」の格付けで危機状態にあるシャープは仲間が増えてうれしいと思われる。
日本企業と鮮明な対照をみせるのは、フィッチに「Aプラス」と格付けされたサムスンだ。これは一方では電子科学技術銘柄が年末の買い物が盛んになる時期に好調になるとみる投資家の期待を反映するものであり、また一方ではサムスンが日本企業との競争で優位に立っていることとも関連している。
サムスンが提供した最新の財務報告データによると、今年9月30日までの第3四半期(7-9月)の営業収入は52兆1800億ウォン(約475億ドル)で前年同期比26%増加し、営業利益は同91%増加して8兆1200億ウォン(約73億9千万ドル)に達し、過去最高を更新した。