結婚志望の独身男性はGDPに大貢献 2% (2)
不動産価格が高いことについて、一部の学者は原因を地価の高さ、不動産市場のバブル、投機的な住宅購入の氾濫などに求めるが、実はこれらは問題ではない。男性が多く、女性が少ないので、独身男性は家を買わなければ結婚できず、こうした「確実な需要」が不動産市場の動きに大きな影響を与えている。
独身男性の出費の中で、不動産価格は確かに大きな部分を占めるが、日常の細々した費用も軽視できない。恋愛にもコストがかかり、支払えない人は大勢いる。最近、ある結婚情報サイトの共同計画出産委員会が発表した「2012-2013年中国男女結婚恋愛観調査研究報告」によると、女性回答者の4割以上が理想のボーイフレンドは月収5千元以上の人と答え、4千元以上とした人は18%、3千元以上とした人は10%に上り、1万元以上とした人も10%を超えた。月収が2千元に満たなければ対象外になるという。
理想の収入と実際の消費には差があるが、理想の中には現在の人々の一般的な考え方が反映されていることは確かだ。それは、恋愛とはしっかりした経済的基盤の上に成り立つべきという考え方だ。確かに恋人同士にとって消費は重要な部分を占める。町を歩いてショーピングをするのも消費、食事をするのも消費、映画をみるのも消費で、女性の親族との付き合いには出し惜しみをしてはならない。遠距離恋愛なら、重要なイベントデーにはお互いのいる場所を行き来するのに相当の出費を覚悟しなければならない。いよいよ結婚となれば、双方の両親がまとまった援助をすることが多く、これでやっとつじつまが合うという状態だ……。
結婚志望の独身男性のGDPへの貢献度は、本当のところは2%以上になるとも考えられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年2月25日