2013年4月24日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:08:23 Apr 24 2013

中国にホットマネーが流入、外貨買取専用資金が増加

 中央銀行(中国人民銀行)が22日に発表したデータによると、「ホットマネー」と密接かつ複雑な関係を持つ外貨買取専用資金がすでに4カ月連続で上昇していることがわかった。中央銀行金融機関人民元信用貸付収支表によると、3月末の金融機関の外貨買取専用資金残高は27兆680億元に達し、2月より2363億200万元増加した。北京晨報が伝えた。

 外貨買取専用資金の主な出所は貿易黒字と、金融・資本項目の外貨(ホットマネーの流入など)だ。中国は3月に今年初の貿易赤字を計上したが、これは外貨買取専用資金の増加の主因にはならなかった。中国銀行(本店)国際金融研究所の陳静研究員は、「日本の量的緩和策もまた、中国の外貨買取専用資金の持続的な増加を促す一因となった」と指摘した。

 陳研究員は、「特に近頃は大幅な円安が生じており、一部のホットマネーが中国などのアジア太平洋諸国に流れ込んだ。今月中旬、人民元の対米ドル直物レートは初めて6.20を割り込んだ。世界の為替操作という金融戦争の中、人民元は比較的安定すると予想されており、人民元相場の上昇ムードが強まっている。米国の金融緩和策の先行きは不透明で、ユーロ圏の一部の国家には依然として債務危機発生などの要素が存在している。中国は経済が安定的に回復しており、人民元相場の上昇と外貨買取専用資金の増加を促している」と分析した。

 対外経貿大学の趙慶明教授は、「この持続的な増加のすう勢は今後も続くだろう」と予想した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年4月24日 

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古