インフィニティQ50とLEコンセプトの技術に注目
【中日対訳】 開催中の上海モーターショーでは、フルモデルチェンジされたアジア初登場の「インフィニティQ50」と中国初登場のインフィニティプレミアム電気自動車(EV)の「LEコンセプト」に注目が集まっている。両車種には世界のトップレベルの技術がふんだんに採用されている。「中国青年報」が伝えた。
走行性能を追求した結果、Q50には世界で初めて電子制御のアクティブステアリング技術が搭載された(Direct Adaptive Steering)。この技術の最大の特徴は、運転者がステアリングを操作した時、システムが運転者の操作の意図を読み取り、電気信号の形で車輪の動きを制御するモーターに情報を伝え、モーターが操作を完了させるというところにある。Q50にはもう一つの世界初がある。それはアクティブレーン制御技術(Active Lane Control)だ。車道での車両の偏りを修正するシステムの一部であり、車体の外側にあるカメラが車両と両側の車道の端との距離情報を採取して、車道の中心を走るようにし、車道での車両の偏りによる危険を減少させるというものだ。
「大量生産を方向性とした」LEコンセプトも注目を集めている。この車にはインフィニティの車体の形状とコンパクトタイプリチウムイオン電池の技術が融合している。動力システムは有名な電気自動車「リーフ」(中国名:聆風)と同じもので、192のユニットで構成された24キロワットリチウムイオン電池ユニットが電動モーターを動かすが、出力はより向上しており、最大出力は136馬力、最大トルクは325ニュートン・メートルだ。この動力システムはLEコンセプトが走行の安定性や静音性といった優位点を保つよう保証するだけでなく、より多くの製品にドライブの楽しみをもたらすものでもある。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年4月25日