インフィニティ 中国事業の強化を表明
日本車の中国販売は2012年に大幅に減少したが、日本最大高級車ブランド(レクサス、インフィニティ、アキュラ)も影響を免れなかった。しかしインフィニティのJohan de Nysschen社長はこのほど訪中し、2014年の中国現地化生産の目標に揺るぎがないことを強調した。第一財経日報が伝えた。
2012年は、ドイツの「三頭立て馬車」(アウディ、BMW、ベンツ)が前年に続き中国高級車市場をリードした。アウディの2012年の中国販売台数は40万5800台、BMWは32万6400台に達し、販売が最も振るわなかったベンツでも19万6000台に達した。日本の高級自動車を見ると、販売が最も好調だったレクサスでも6万4000台のみとなった。2位のインフィニティは前年比16%減の1万6000台のみで、年初に策定した3万台の販売目標を達成できなかった。ホンダのアキュラは42.7%減の2300台のみとなった。
インフィニティの米国での販売台数は11万台に達したが、EUなどの地域では特に際立った販売を記録しなかった。中国は世界最大の高級車市場であり、アウディ、BMW、インフィニティはこの市場を軽視できない。
インフィニティ国産化プロジェクトの調印式が、2012年5月に東風日産が湖北省襄陽市に持つ工場で開かれた。インフィニティは東風日産の工場を借り、現地化生産を実現する予定だ。その後、「インフィニティ汽車有限公司」が香港で設立された。この出来事は、インフィニティのグローバル本社が香港に入居したことを意味する。Johan de Nysschen社長は、「グローバル本社の香港移転は、中国という世界最大の高級車市場により良いサービスを提供するためだ」と表明した。