中韓FTA、5回目の交渉がハルビンで開催
中国と韓国による自由貿易協定(FTA)の5回目の交渉が26日、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市で行われた。中国商務部(商務省)は同日、中韓双方は貨物貿易、サービス貿易、投資およびその他の議題について討論を行ったと発表した。中国新聞社が伝えた。
同日のFTA交渉は、中国商務部の兪建華部長助理と韓国産業通商資源部の禹泰希(ウ・テヒ)部長助理が主宰した。双方は、引き続き交渉の勢いを持続させ、できるだけ早く共通認識に達し、互恵・ウィンウィンの成果を目指すことで一致した。
中国商務部の陳健副部長は、「中韓両国のFTAは東北アジアの貿易便利化に向けた重要措置であり、中日韓3カ国のFTAよりも進展が早い。中国は韓国と共に、高水準で、利益の均衡が取れた二国間FTAの形成に力を入れていく。現在、中韓FTA交渉の主な議題は貨物貿易の関税引き下げモデル、サービス貿易、投資などが中心であり、その他の地域での交渉も全面的に行っていく」とした。
中韓は2012年5月2日、中韓FTA交渉の正式な始動を宣言した。中韓の国交樹立から20年間で、両国の貿易額は国交樹立前の約50倍となり、すでに全方位的、深いレベル、互恵・ウィンウィンの経済貿易協力発展構造が形成されている。
現在、韓国は中国にとって第3の貿易パートナー、第3の輸出相手国、第2の輸入相手国である。データによると、2012年の中韓貿易額は前年比4.4%増の2563億ドルに達し、過去最高となった。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年4月28日