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証監会、注目の問題に回答 IPO財務審査など

 中国証券監督管理委員会(証監会)の報道官はこのほど、河南天豊節能板材科技株式有限公司は新規株式公開(IPO)の財務審査において、関連情報のチェックをさらに進める必要が生じたため、初期調査を行ったことを明らかにした。現在、調査チームによる財務審査は最終段階にあり、まもなく結果が発表されるという。

 海外資本が中国株を空売りしているかどうかについて、同報道官は次のように述べた。現在、中国の資本収支は100%開放されているわけではなく、海外資本は主に戦略的投資家や適格海外機関投資家(QFII)などを通じてA株市場に投入されており、現在の状況を観察すると大量売却の動きはみられず、大量の資金が通常のルートではないルートを通って中国市場から流出することを示す十分な証拠もない。

 また同報道官によると、投資家は先物取引の資産管理委託における委託者の資金の馴れ合い売買による移転という違法行為に注意しなくてはならない。馴れ合い売買による資金の移転は先物市場でよくみられるルール違反行為であり、(悪意ある者が)顧客に代わって資産管理をする際、口座を操作するよう第三者に委託し、受託者が事態を把握してない状況の中で、第三者が馴れ合い売買によって委託者の口座にある資金を移転させる、といった状況がよく起こるという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年5月2日

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