中国非製造業ビジネス活動指数 7月は小幅上昇の54.1%
中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流調達連合会は3日、7月の中国非製造業ビジネス活動指数は54.1%となり、前月より0.2ポイントの小幅上昇になったと発表した。広州日報が伝えた。
業界別に見ると、7月の中国サービス業ビジネス活動指数は前月比0.4ポイント上昇の53.0%となった。そのうち航空輸送業、生態保護・環境改善、公共施設管理業、インターネット・ソフト情報技術サービス業などの業界のビジネス活動指数は50%を上回り、企業の業務量が大幅に増加した。道路輸送業、小売業、飲食業などの業界のビジネス活動指数は50%を下回り、企業の業務量が減少した。建築業のビジネス活動指数は0.8ポイント減の58.5%となり、50%以上を維持した。
分類別に見ると、7月の中国非製造業新規受注指数は前月より横ばいの50.3%となり、依然として50%を上回った。中間投入価格指数は3.2ポイント上昇の58.2%となり、非製造業企業の生産・経営におけるコストが増加したことが示された。料金指数は1.8ポイント上昇の52.4%となり、3カ月連続で50%を上回り、2011年5月以来の最高水準となった。これは非製造業企業の販売価格もしくは料金が持続的に上昇したことを意味する。
◆非製造業企業 将来性に期待
7月の中国非製造業事業活動予想指数は、前月より2.1ポイント上昇の63.9%となり、今年最高水準に達した。これは非製造業企業が今後3カ月の市場の先行きに対して楽観を維持しており、企業と業界の発展の自信が高まったことを意味する。
非製造業購買担当者指数(PMI)が存在しないため、世界では非製造業の経済発展の全体的な変化を反映するためビジネス活動指数が用いられている。通常は50%をベースラインとし、これを上回った場合は非製造業の経済が拡張しており、これを下回った場合は非製造業の経済が低迷していることを示す。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月5日