中国の経済情勢に焦点 世界の富を視野に
香港上海銀行(HSBC、匯豊銀行)の2013年匯豊財富フォーラムが15日に北京で開催された。テーマは「中国の経済情勢に焦点を当て、世界の富を視野に入れる」。著名な経済学者の樊綱氏(中国社会科学院研究員、北京大学経済学部教授)が特別に招かれ、参加者と国内・海外のマクロ経済情勢について意見を交わした。またHSBCグローバルアセットマネジメントのシニアエコノミスト・投資ストラテジストのエルベ・リエボレ(李賀偉)氏も初めて招待され、海外の主要市場や新興市場における投資機会、課題などについて話し合った。このほか、匯豊銀行(中国)有限公司リテール・資産管理業務部門の李峰総監、HSBCグローバル・キャピタル・マーケッツの宋躍昇副総監、匯豊晋信基金管理有限公司の王棟総経理(社長)、同公司の林トウトウ(*)最高情報責任者(CIO)などがフォーラムに参加した。「新京報」が伝えた。
同フォーラムは匯豊銀行(中国)有限公司が主催するもので、2007年に第1回が行われてから6年が経過した。李総監はこの6年間の成長について、「6年の間、HSBCは消費者のニーズを常に首位に置いてきた。増え続ける顧客の資産管理ニーズや国際化のニーズが、資産管理商品の開発・改良や国際化サービスの質の向上を強化するよう、HSBCに絶えず促している」と述べた。
今回のフォーラムでは、専門家の熱い議論が展開された。樊氏は経済成長ペースが鈍化した時の新たな改革チャンスを深いレベルで読み解いた。リエボレ氏はグローバルに多様化する資産のさまざまな投資のポイントを分析した。
中国の当面の経済情勢と市場の動きについて、李総監は資産の投資戦略の立場から、「コア資産+衛星資産」の戦略を採ることを提起。コア資産とは安定的な長期投資をいい、衛星資産とは市況に基づいて、成長の潜在力を秘めた投資市場・投資品目を選択し、積極的かつ主体的に投資を行うことだという。
李総監は、今回のフォーラムが前回に続いて再び成功したことには特別な意義があるとし、今後の発展に大きな期待を寄せると述べた。また、(第1回フォーラム開催からの)6年は始まりの時に過ぎず、今後の6年、さらに多くの6年の中で、HSBCはより精彩を放つフォーラムをみなさまに提供するとともに、みなさまが資産の夢を実現するときの信頼できるパートナーになりたいと考えている、と述べた。(編集KS)
*トウ:「丹」に「彡」
「人民網日本語版」2013年9月17日