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中国人は金色好き 賭に勝ったアップル (2)

 次いで、国産端末メーカーのセンスある美しい金色の携帯電話が大いに流行した。テレビで繰り返し流れた金立の「語音王」の広告を今でも覚えている人は多い。「レベルが高いんじゃなく、ものすごく高いんだ」、「超ゴージャス」と銘打たれた同機は定価1299元で、購入すると999元の有名ブランドのデジタルビデオカメラがおまけとしてついていた。

 金のもつ価値が、金色に豪華さや豊かさのシンボルという意義を与えている。優れた工業デザインをみると、金色にはファッショナブルで高貴な印象がある。ただ気を付けないと、成金や田舎者(土豪)に見られかねない。とはいえ、豊かさであれ野暮ったさであれ、金色の輝きは持ち主に自信と満足を与えてくれる。これはほかの色には真似のできないことだ。

 アップルはこれまでずっと消費者の心理をうまくとらえた経営を行い、今回も賭に勝った。ネットでは「ゴールドタイプを買わなければ、5なのか5Sなのかわかってもらえない」などといったジョークが流れている。忠誠心の高いアップルファンにとっては、従来機の5に間違われることが絶対にない5Sゴールドタイプを持つ以上に優越感をくすぐられることはないといえる。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年9月25日

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