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西蔵が企業の人気投資先に

国と中国国電竜源西蔵新能源が共同出資する最高標高の10メガワット級太陽光発電所「アリ太陽光発電所」が今年1月に発電を開始した。

 近年、中国企業上位500社が次々に西蔵(チベット)で投資し、事業を興している。経済的に立ち後れてきた西蔵が、企業の人気投資先となりつつあることが一層明らかになっている。新華社が伝えた。

 少し前に西蔵で開催された企業誘致活動で、中国大企業は次々に西蔵に「上陸」。計200件余りの事業契約が締結され、総投資額は2393億元に達した。水資源開発事業だけで1477億元に達し、現地事業全体の6割を占めた。採鉱業と金属加工業は409億元で全体の約17%を占めた。両者で全体の78%だ。

 西蔵自治区工商業連合会の廖貽東副主席は「西蔵は重要な国家安全保障上の防壁、生態の安全上の防壁、高原の特色ある重要な農産物基地、戦略資源備蓄基地、特色文化保護地、国際観光目的地であり、水力、観光、鉱業など高原の特色ある産業で全国唯一無二であり、強い市場競争優位と市場発展空間を備える。このため企業の大規模投資は水力、鉱産物、バイオ製薬、文化、観光開発分野に集中している」と分析した。

 西蔵蔵能股フェン公司は西蔵の水力資源開発の将来性を非常に有望視し、自治区南東部での水力資源開発に1400億元余りの投資を計画している。廖伏元社長は「西蔵は河川が多く、水力資源が豊富で、開発・利用率が低い。以前は経済的に立ち後れ、投資能力が弱く、ため息をつくしかなかった。だが今では青蔵送電網の接続が完了し、西蔵で発電した電力の外部への送電が『西電東送』(西部で発電した電力の東部への送電)の重要な構成部分となり、市場需要が高まっており、西蔵の水力発電資源開発には非常に大きな将来性がある」と述べた。

 西蔵は中国の重要な戦略資源備蓄基地であり、鉱物資源の大きな潜在的価値も資本を引きつける「目玉」の1つとなっている。西蔵華鈺砿業は12年前から西蔵で非鉄金属の開発を手がけており、現在西蔵で最も成長している民営鉱業企業の1つだ。劉建軍会長は「西蔵は鉱産物の種類も埋蔵量も多い。企業の環境保護水準と採掘能力の向上に伴い、鉱物資源の秩序ある開発は地元の経済・社会発展に影響を与える主要要素の1つとなる。われわれは十分な自信を抱いており、全力で投資を行う」と述べた。また、西蔵の魅力的な観光環境、豊富な生物資源も大規模な投資を引きつけている。西蔵は2011年以降、発展の内的原動力を強化するため、各方面の力を十分に引き出して、非公有制経済の飛躍的発展を促す一連の政策措置を打ち出した。西蔵自治区政府は「西蔵はさらに積極的、主導的な開放戦略を実施し、企業重視の環境を全力で築き、参入分野を一層拡大し、政府のサービス水準を高めて、より優遇的な政策、より良質なサービスによって、各市場参加者、各企業の西蔵での投資と事業展開を歓迎し、支援する」と表明した。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年10月11日

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