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INTOSAI総会 審計署の劉署長が代表に

 世界最高の監査機関である最高会計検査機関国際組織(INTOSAI)の第21回総会が、今月22日から北京市で開催中だ。会期は26日まで。今回の総会では、中国の審計署(会計検査署)の劉義家審計長が代表に就任することになった。新華社が伝えた。

 「法制日報」の報道によると、劉審計長は21日、本総会でこれまでの成果をまとめた文書「北京宣言」が制定されることになると述べた。

 「北京宣言」はINTOSAIの歴代総会の主旨を受け継ぐとともに、各国の最高会計検査機関とINTOSAIの発展にプラスになる重要な思想、観点、措置を広くカバーし蓄積したもので、両者にとっての新たな共通認識になる。また本総会の開催期間中、当面の国際情勢や中国国内の情勢と関わりがあり、緊急性がある2つのテーマ、すなわち「国の会計検査と国の統治」および「最高会計検査機関が財政政策の長期的な持続可能性を保障する上で果たす役割」について専門的な討論が行われる予定だ。

 劉審計長によると、本総会では新たに制定された一連のルールやガイドラインも発表される予定で、国の会計検査と国の統治に関する理念を幅広く伝え、各国の最高会計検査機関が国の会計検査の基準、優れた実務やガイドラインを普及推進し運用することを促進するという。

 政府債務の会計検査について、劉審計長によると、中国の政府債務は今、会計検査が行われているところで、これまでの会計検査の情況を踏まえると、中国には債務問題解決の能力があるという。

 また劉審計長は「政府債務は絶対額をみるだけではだめだ。世界には政府債務に関する公認の警戒ラインがなく、国によって情況は異なるからだ」と語る。

 政府債務をどのようにみるかについて、劉審計長は「第一に、債務がどこに使われているかをみる必要がある。これまでの会計検査の結果をみると、主に国民生活、教育、医療、農村と都市のインフラ建設、鉄道や道路などの社会インフラの建設に利用されたことがわかる。第二に、債務を利用して形成された資産が優良資産か不良資産かをみる必要がある」と提案する。また「政府債務の会計検査の結果は、審計署がこれから正式に公告を発表する予定だ」と語る。

 INTOSAIは国際連合加盟国の最高会計検査機関で組織された国際機関で、1953年に設立された。現在は正式会員が191機関、協力会員が4機関で、国連に次ぐ世界で2番目の大型機関だ。総会はINTOSAIの最高権力機関で、3年に一度行われる。INTOSAIと国連は良好な統治、反腐敗などで幅広く協力を展開するほか、列国議会同盟(IPU)、経済協力開発機構(OECD)、世界銀行、その他の支援機関との間で協力を展開している。(編集KS)

 「人民網日本語版」2013年10月24日

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