富豪の女性が清掃員　子どもの手本に (3)

　土地を失った余さんは1998年から武昌区都市管理局で清掃員として働くようになった。休日は週1日で、早朝3時半には勤務に出かける必要がある。余さんは「富豪」になったものの、依然としてこの仕事を続けている。作業中に通行人から冷たい目で見られることも多いが、彼女は気にせずに仕事を楽しんでいる。同僚の多くは「余さんはあんなにお金があるのに、まだわざわざこんな苦労をするなんて」と不思議がるが、余さんは「息子や娘の手本になりたい。毎日家で暇を持て余していたくない」と語る。