「来年は不動産価格が値上がりする」調査結果

　大手不動産サイトの捜房房地産網がこのほど実施した調査によると、回答者の約半数が現在の不動産調整政策の結果に満足しておらず、4割を超える人が2012年には広東省広州市の不動産市場が過熱気味だったとみていることがわかった。来年の不動産価格については、6割以上の人が上昇するとの見方を示したという。「信息時報」が伝えた。

　今年の広州市の不動産市場は月間の取引件数、取引価格ともに過去最高を更新した。同サイトのデータモニタリングコントロールセンターがまとめた統計によると、今年1-11月には同市の10区・2市で新築物件8万2651戸の契約が結ばれ、前年同期比25.54％増加した。平均取引価格は1平方メートル当たり1万2077元で、同6.65％上昇した。

　通年の同市の不動産市場に対する評価をみると、過熱気味だったとする回答者は44.44％に上り、量も価格も安定に向かっているとする回答者は51.97％だった。また今年の不動産調整政策に満足していないとした人は47.52％、満足している、まあまあ満足しているとした人は11.7％だった。

　現在の不動産購入の意欲をみると、回答者の52.57％が3カ月以内に購入する計画があると応えた。来年の不動産市場の予測では、積極的な見方が主流だ。回答者の42.09％が来年の不動産市場をめぐる政策は穏やかなものになるとし、29.14％は引き続き厳しい調整が行われるとし、28.78％は政策は緩められるとした。価格の動きについては、6割以上の人が来年は不動産価格は上昇するとの見方を示し、20.73％は安定するとし、16.73％は低下するとした。

　不動産の購入予算についてたずねたところ、総額を51万-100万元とした人が約4割と多数を占めた。うち81万-100万元とした人は20.07％、51万-80万元とした人は19.35％だった。また回答者の3割以上が予算を引き上げるつもりと答えた。どの地域に人気があるかについては、市の中心にある天河区を第一候補に選ぶ人が3割に迫った。中心エリアにある6区の人気は引き続き郊外エリアを上回っている。（編集KS）

　「人民網日本語版」2012年12月28日