自動車製造は「プラスチック時代」を迎える (3)
◆グリーン製造の取り組み
クルーガー社長は、「電動交通は高い環境保護意識を持つ人を対象としているため、EVは運転方法を変えるだけでなく、暮らしを変えることになる」と語った。
BMWは初めて自動車の全体的な使用寿命から、グリーン製造を計画した。炭素繊維強化プラスチックの原材料は米国工場で水力発電を用いて生産され、BMW i3の生産ラインの全電力は工場外の4基の風力発電機から供給される。生産工程において、伝統的な自動車生産よりエネルギー消費量を50%、水消費量を70%削減できる。生産ラインではスマート化通風システムを使用し、自然通風エネルギーを最大限に活用し、ボディの製造および組立ラインで生じる匂いや砂塵による汚染を抑え、さらにプレスラインの生産による気温上昇を緩和できる。屋根に取り付けられた薄膜は太陽光を反射し、人工的な証明の需要が減少した。BMW i3リサイクル戦略部門の技術者は、「BMW i3の生産に必要な部品と原材料はカーボンニュートラルを求められており、95%の自動車部品は使用後にリサイクルが可能だ」と説明した。
BMW i3の生産規模と販売価格については、現時点では公表されていない。クルーガー社長は、「当社はすでにEV事業に6億ユーロを投じている。当社のブランド影響力と、生産工程で使用している革新的な技術により、工場出荷日より利益を獲得できると信じている」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月26日