タッチパネル非対応パソコン 将来的に市場から淘汰か?
タッチパネルはパソコンの標準仕様になるのだろうか。25日に開催された「2013年PCB業界発展すう勢ハイレベルフォーラム」において、中国家電量販大手・蘇寧雲商集団股フェン有限公司の副総裁兼北京大区総経理の侯恩龍氏は、「2013年末にはタッチパネル搭載のパソコンの販売台数が全体の60%を上回り、家庭用タッチパネル非対応パソコンが1線市場から淘汰されるだろう」と述べた。北京晨報が伝えた。
多くの若いユーザーの間で、タッチパネルがマウスやキーボードの代替品になりつつある。市場調査会社の中怡康が発表したデータによると、中国タブレットPC販売台数は、2010−2012年に平均161.3%の増加率を維持した。その一方で、中国の一般的なパソコンの販売台数は昨年、1%しか増加しなかった。
パソコンメーカーは、タブレットPCの急速な発展を羨んでいる。Windows8の発売に伴い、パソコンメーカーはタッチパネル搭載のノートパソコンに注力している。レノボ、マイクロソフト、ASUS、Acer、デル、ソニーなどもタッチパネル搭載のノートパソコンを発売した。
侯氏は、「市場のタッチパネル非対応パソコンの販売台数は、現在も70%以上の市場シェアを占めている。しかし各メーカーは2013年第1四半期に、通年の生産・供給計画の大幅調整を行い、家庭用タッチパネル非対応パソコンの在庫整理、タッチパネル搭載パソコンの普及加速に重点を置いた」と指摘した。
インテルの商品マネージャーの楊青氏は、「パソコン+タブレットの融合が今後の主流となる」と予想した。
しかし中国計算機業界協会の鐘希和秘書長は、「タッチパネルはキーボードやマウスの代替品ではなく、一つの補完品だ。タッチパネルの普及は、ユーザーの利便性を高める必要がある」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月26日