初の水利全面調査、中国の水利状況が明らかに
中国水利部、中国国家統計局は26日、「第1回全国水利全面調査公報」を発表した。3年間に渡る水利全面調査により、中国の全面的な水利状況が初めて明らかになった。人民日報海外版が伝えた。
今回の調査では、流域面積が50平方キロ以上に達する4万5203本の河川(全長150万8500キロ)を初めて全面的に調査し、また地下水の水源地計1847カ所の統計を行った。経済・社会の年間水使用量は6213億2000万立方メートルに、土壌侵食総面積は294万9100平方キロに、全国の水力発電所は4万6758基に達した。
全面調査により、水関連資源の環境情報・社会情報が得られ、中国の水関連の国情・国力情報の空白が埋められた。大河川および中・大型水利プロジェクトの状況が明らかになり、中小河川、小型水利プロジェクト、西部地区の湖沼などの資料が得られ、歴史的な資料の空白が埋められた。全面調査により、社会各界が水利状況を理解するための豊富な情報、そして治水プランの改善や水利改革の計画に向けた、より科学的で信頼性の高い根拠が提供された。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月27日