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湖北省の西周墓で1つの墓から大量の鼎とキを発見

 湖北省随州市に位置する西周時代の墓群・葉家山墓地でこのほど、鼎(かなえ)19点とキ12点が1つの墓から出土した。これは当時の礼式で最高階級の「九鼎八キ」を大きく上回る数であり、国内の西周時代の考古学発掘において、1つの墓からこれほど多くの鼎とキ(注:いずれも中国古代の器)が出土するケースは初めて。新華社が伝えた。

 10日、葉家山墓地第一大墓(M111)での発掘作業が基本的に終了し、主な副葬品が明らかとなった。発掘関係者によると、方鼎5点、円鼎11点、大◆鼎3点のほか、キ12点が出土したという。円鼎の直径は約20センチ、大◆鼎の直径は35-45センチで、保存状態が良く、配置も明確だった。

 周代の礼式によると、貴族が使用できる鼎とキの種類・数は、天子が「九鼎八キ」、諸侯が「七鼎六キ」、大夫が「五鼎四キ」、元士が「三鼎一キ」といった具合に、厳格に規定されていたというのが一般的な見方であり、鼎・キの多さは貴族等級の高さを表している。

 同墓地発掘のリーダーを務める黄鳳春氏は「良く言われる『九鼎八キ』は、周の中期に礼式が最終的に形成された後の規定だが、葉家山墓地の主人が使用していた鼎とキは早期のもので、礼式が定まる前の段階と見られる。当時はまだ厳格な規定が形成されていなかったのだろう」との見方を示す。(編集SN)

 ※キは竹かんむりに[艮の下に皿]
  ◆は金に護の右

 「人民網日本語版」2013年7月11日

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