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唐代の女官の公共墓地 西安で発見

唐代の女官

 陝西省の考古学者が行った最新の研究の結果、1300年前の唐代の女官の一部が、長安の都の近くに「公共墓地」を持っていたことが明らかになった。70歳の高齢で死去した女官の墓誌銘などが発掘されており、盛唐長安時代の文化風習や精神などを理解する上で重要な意義を持つ。新華社が伝えた。

 発掘調査を担当した陝西省考古研究院の劉呆運副研究員は、「長安の都の西に位置する10数カ所の盛唐女官の墓はほぼ同じ方角を向いていて、墓の形状・構造がほぼ一致しており、時代の特徴をよく表している。これらは盛唐長安の女官の公共墓地と呼べる」と語った。

 これらの女官の副葬品の内容は一致しており、典型的な女性用品である漆器が含まれていた。7名の女官の墓誌銘が出土し、「九品」から「六品」の位の女官がこの地に安眠していることから、この長安女官の墓地は当時の儀礼に従い埋葬されたものであることが分かる。

 墓誌銘の内容を見ると、唐代の宮廷内の侍女には明確かつ厳格な位・官職があり、「九品」から「六品」に分けられていた。また女官の生涯が、次の二つに分かれることが明らかになった。(1)選抜を経て宮廷に出仕してから死ぬまで宮廷に仕える。(2)一人の天子だけに仕え、皇帝の逝去後は頭を丸め寺院や尼寺で尼になり、一生結婚できない。墓誌銘には「亡宮尼」とされており、死後は女官の身分・官職に基づき埋葬される。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年3月8日

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