米メディア:「アップルの時代」は終わった?今後の動きに注目
アップル社の先行きに注目が集まっている。米フォーチュン誌は7月8日、「アップルの最盛期は過ぎたのか?」と題する次のような記事を掲載した。環球網が伝えた。
アップルの最盛期はすでに過ぎ去ったのか、それとも同社は高度成長を経た後、さらなる発展のチャンスを求めて一休みしているだけなのか--これを見定めるのは一見難しいが、常識的に見ても、直感的にも、「アップルの時代」は過ぎ去ったように感じる。「追随者」としてのアップルを見るのはつらいものだが、同社のインターネットラジオサービス「iTunes Radio」、モバイルソフトウェアのデザイン、最善とはいえないオンライン地図サービスを見ていると、そう感じざるを得ない。アップルはどのような時も他者を真似るべきではないのだ。
アップルがローエンドのスマートフォンを発売すれば、高い利益を得られることは間違いないが、ハイエンドブランドであるアップルがローエンド市場に進出することには、大きなリスクが伴う。もしアップルがウェアラブル・コンピュータの開発に乗り出せば、GoogleやJAWBONE、そしてアップルのパートナーでもあるナイキがすでに歩んだ道を追随することになってしまう。
しかし、最近のいくつかの報道から、アップルの今後の発展が予想できる。
このほど、アップルが「iWatch」の商標登録を日本の特許庁に申請していることが分かり、アップルがウェアラブルデバイスの開発に本格的に取り組む意向が明らかになった。アップルはまた、タイム・ワーナーケーブルと番組配信契約について交渉を行う計画だ。
このほか、アップルは元イヴ・サンローランのポール・ドヌーヴCEOをスペシャルプロジェクト責任者として雇用した。また、マルチメディア業界との提携推進を目指し、動画配信サービス「Hulu」の元上級副社長ピート・ディスタッド氏を雇用したとの報道もある。
アップルが次にどのような動きを見せるかに注目が集まっている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月11日