アフターサービス問題でアップルの評価低下
人民網の強国論壇はこのほど北京美蘭徳信息公司とともに、全国の都市部で米国アップル社の製品のアフターサービスについて、満足しているかどうかを一般の人々に尋ねる調査を行った。
調査結果によると、最近のメディアでのアップルに関する集中的な報道について、回答者の54.3%が報道に注目していると答え、52.0%がアップル社の大陸部におけるアフターサービスの規定には不公平・不合理な部分があることがわかったと答えた。
▽約8割が「アップルのアフターサービスは差別的」
この調査は北京、上海、重慶、成都、昆明、瀋陽、哈爾濱など28都市で行われ、コンピュータ・アシステッド・テレフォン・インタビューイング(CATI)のシステムが採用された。調査対象は28都市の都市部に住む満18歳以上の常住者で、2824人から有効回答を回収した。
データによると、回答者の44.1%が自分または家族にアップル製品使用歴があると答えた。アップル製品を使用していない人のうち、7割近くが料金の高さが主な原因だと答えた。また3割がアップルはアフターサービスが国内と海外とで大きく異なるため、アップル製品を拒否していると回答した。
同調査によると、回答者の78.1%が、アップルのアフターサービスが中国と他国とでダブルスタンダードなのは中国の消費者に対する差別だとみており、このようなやり方を「理解できる。アフターサービスの規定は各国で異なるものだ」とした人は15.4%にとどまった。アップルがアフターサービスでダブルスタンダードであることがわかったため、59.9%がアップルブランドに対する評価が低下したと答えた。
また同調査によると、回答者の19.3%が今後1年以内にアップル製品を購入する意思があるが、アフターサービスでダブルスタンダードを続けるなら、引き続き購入することはやめると答えた。