有人潜水艇「蛟竜号」、多金属団塊資源契約区で潜水へ
写真:現地時間の7日朝7時45分、潜水を開始する蛟竜号 |
有人潜水艇「蛟竜号」は現地時間7日、太平洋北東部の多金属団塊資源契約区で通算63回目となる潜水作業を行った。蛟竜号の試験的応用航行の第2航行段階においては初の潜水となる。多金属団塊の被覆率調査の結果、同地域の被覆率は約50%で、主にマンガン、鉄、ニッケル、銅、コバルトが含まれていることが判明し、これまでの予想を大きく覆す結果となった。科技日報が伝えた。
現場指揮部の李向陽副総指揮によると、今回の潜水の主な目的は蛟竜号の技術状態の確認で、潜水過程では海水ポンプ注水バルブなどに故障が発見され、検証の目的が果たされた。また、海底付近での撮影を通じて大量の高解像度海底映像を取得し、被覆率測量の根拠となったほか、ナマコ、魚、エビ、ヒトデ、海楊類などの生物を発見した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年8月9日