実践9号が交付 中核部品の海外依存から脱却
中国初の技術実証衛星「実践9号」が、正式に交付された。中国民間宇宙事業「第12次五カ年計画」重点科学研究プロジェクトとして、実践9号は軌道上で中国衛星発展が必要としている24種類の新製品の検証、10種類の国産中核部品、20種類余りの原材料の審査・評価を実施し、中国宇宙技術の各項目で1位を獲得した。人民網が伝えた。
軌道上の実験の結果、衛星および実験観測機器、地上応用評価システムは正常に稼働しており、機能と性能が開発の全体要求を満たしたことが証明された。
実践9号は2基の小型衛星で、25の試験項目を搭載している。同衛星のチーフエンジニアの趙志明氏は、「これらの試験項目は主に、長使用寿命、高信頼性、国産中核部品、衛星編隊・測量の4種類に分かれる。試験の主な目的は、技術水準の向上、国産中核部品の海外依存の現状打破だ」と語った。
実践9号は2012年10月14日に打ち上げに成功した。中国国防科技工業局がプロジェクトを組織・実施し、航天科技集団公司、西安衛星測控センター、中国科学院リモートセンシング・デジタル地球研究所、中国資源衛星応用センターなどの各部門が衛星の生産に参加した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月23日