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気象衛星「風雲3号」 3基目の打ち上げに成功

 中国は9月23日11時7分、3基目の気象衛星「風雲3号」を搭載したキャリアロケット 「長征4号丙」を太原衛星発射センターから打ち上げ、予定の軌道に投入した。人民日報が伝えた。

 同衛星は軌道上を運行中の2基の風雲3号とネットワークを構築し、中国の気象観測能力および中期天気予報能力が大きく向上する見込み。

 風雲3号は中国の第2世代極軌道気象衛星で、全世界を対象とした全天候・マルチスペクトル・三次元の定量観測が可能だ。主に中期天気予報に向けた気象データを提供し、かつ広範囲の自然災害および環境をモニタリングし、世界の環境変化を研究し、気候変動の法則を調査し、航空・航海などに気象情報を提供する。

 1基目と2基目の風雲3号は試験応用衛星で、それぞれ2008年5月と2010年11月に打ち上げに成功し、現在は軌道上を安定的に運行している。3基の衛星によるネットワーク構築後、観測データの更新は現在の約12時間おきから6時間おきに短縮され、中国の気象観測能力および中期天気予報能力が大幅に引き上げられる。

 長征シリーズのロケットによる打ち上げは、今回で181回目となった。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年9月24日

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