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中露合同軍事演習「海上連合2014」、専門家の解説

人民網日本語版 2014年05月20日09:07
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 中露合同軍事演習「海上連合2014」が5月20~26日に長江河口沖の東中国海北部海空域で実施される。海軍軍事学術研究所の張軍社の研究員は18日、演習の注目点について次のように解説した。

 今回の演習は両国・両軍の戦略協力を揺るぎないものにし、発展させ、海上の安全保障上の脅威への中露両海軍の合同対処能力を高めることが目的だ。年度計画内の通常の演習であり、いかなる特定の国や目標も念頭に置いていない。

 今回の演習の注目点の1つは、海上輸送ライン合同防衛行動の指揮連携と支援を重点的に演習することだ。中露海軍は海上輸送ライン合同防衛行動に関わる指揮連携、支援、各種戦術行動について重点的に演習する。戦術行動演習は合同護送演習、乗っ取られた船舶の合同解放演習、合同捜索救難演習、合同対空演習、合同対潜演習、合同対海突撃演習などだ。

 中露両海軍は今回初めて合同調査識別演習と合同対空演習を行う。調査識別は海上防空に必要な手続き、行動だ。艦艇の防空も区域の防空もまず空中の目標を調査識別して初めて、適切な防御行動を取ることができる。

 中国側は多くの先進武器・装備を中露合同軍事演習に初めて投入する。ミサイル駆逐艦「寧波」「鄭州」などの艦艇のほか、Su30戦闘機、殲10戦闘機などだ。Su30は多用途戦闘機で、中距離空対空ミサイルや対艦ミサイルを搭載でき、制空任務や水上標的攻撃任務を主に担い、高い対空、対海攻撃能力を備える。殲10は中国が独自開発した新世代戦闘機で、中型、多機能、超音速、全天候型の優れた戦闘機だ。


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