「520」の中国語の発音が「愛してる」に似ているため、中国のネット上では5月20日が「バレンタインデー」とされている。多くの若いネットユーザーらの間で話題になり、ネット上では恋人への思いが多く綴られている。陝西省西安市の若者・鄭敏さんは微博(ウェイボー)上に「520、告白したい人、記念日を過ごす人……。みんな急ごう!」とつぶやくと、数分の間に多くの「いいね!」が寄せられた。中国新聞網が報じた。
中国のネット上では近年、8月3日の「男性デー」や8月18日の「ゴシップデー」、10月10日の「萌えデー」11月11日の「独身デー」など、ネットユーザーの柔軟な発想から生まれた、発音やゴロ合わせを利用したネット上のイベントが話題となっている。各種イベントの日になると、ネットユーザーが微博や微信(ウィーチャット)を通してイベントを祝う。さらに、バーチャルの世界で人気になったイベントが、いつの間にか実際のライフスタイルにまで影響を与え、生活に楽しみを加えている。
あるネットユーザーは、微信のモーメンツで、「今日は結婚する人の投稿で画面がいっぱい。みんな幸せにね。そして自分も」とつぶやいた。
モバイルインターネットの普及により、若者が携帯の画面をタッチするだけで、胸の思いをすぐに伝えることができるようになり、その効果も抜群。コストもかからないため、ネット版「バレンタインデー」は瞬く間に広範囲に拡散している。
西安市高新区で働くホワイトカラーの王暁琳さんは新婚ホヤホヤの新妻。5月20日に、夫とのハネムーンの様子を捉えたアツアツ画像を微博に投稿し、「ロマンチックな今日、好きな人に告白するみんなが成功しますように。例え失敗しても、勇気を持って乗り越えて」と添えた。
多くのネットユーザーが「520宣言」を投稿しているのに対し、恋人もおらず寂しく過ごした、あるネットユーザーは、「愛と関係があるネット上のイベントの日はいつも、わざと平然と過ごしている。将来、思い出すと寂しい思いになるかもしれないが、それも一瞬だけのこと」と綴っている。
専門家は、「仕事に追われる生活を送っている若者は、このようなイベントを作ってストレス解消している。ネット上で思いを綴り、現実の世界で不足しているものを補っている。ネット版バレンタインデーはバーチャルの世界のものだが、そこには人々が実際の生活で感じている思いが詰まっている」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年5月21日